数 式 27 平方根1 (解答)
  それぞれの値を求めなさい。
 1 長野県立高校 (R4年) ★ 帝塚山泉ヶ丘高校 (R4年) ★★
 √6の小数部分をaとするとき,a(a+2)の値
【解】
4(2)<√6<√9(3)より,2<√6<3で,
 √6の整数部分は2
よって,小数部分a=√6−2
これを与式に代入して,
 与式=(√6−2)(√6−2+2)=(√6−2)√6
  =6−2√6
  が整数となる自然数nをすべて
【解】
与式=3√36−2n=3√2(18−n)だから,
 18−n2k2(kは整数)の形であればよい。
k=0のとき,n=18  k=1のとき,n=16
k=2のとき,n=10  k=3のとき,n=0 (不適)
 n10,16,18 
 
日大第二高校 (R4年) ★★ 中央大附属高校 (R4年) ★★★
 √3a−5の整数部分が5のとき,aの値をすべて

【解】
整数部分が5だから,5≦√3a−5<6
各辺を2乗して,25≦3a−5<36
各辺に5を加えて,30≦3a<41
各辺÷3  10≦a<13.7
 a10,11,12,13
が整数となるような整数nの値をすべて
【解】n2+1は296の約数
根号内=1+  296 . =1+ 23×37 …ア
n2+1 n2+1
296の約数は,1,2,4,8,37,74,148,296で,このうち
 n2+1(平方数+1)の形になるのは,1,2,37
 n=0,±1,±6
このうち,根号内アが平方数となるのは, n±6
埼玉県立高校 (R4年) ★ 桐光学園高校 (R4年) ★★
 √11の整数部分をa,小数部分をbとするとき,a2b2−6bの値
【解】
3<√11<4だから,整数部分a=3
 また,小数部分b=√11−3
これらを与式に代入して,
与式=a2−(b+3)2+9=32−(√11−3+3)2+9
  =9−11+9=7
 √27(15−2n)が整数となるとき,自然数n

【解】15−2n≧0より,n≦7.5
与式=3√3(15−2nだから,
 15−2n3k2(kは整数)の形
2n=3(5−k2)→2かつ3の倍数, 2n≦15
 2n=6,12で, 適するのは n=6
法大第二高校 (R4年) ★★ 9 灘 高校 (R6年) ★★★
 √2022−6nが自然数の最小のnの値
【解】
与式==√6(337−n)だから,
 337−n6k2(kは自然数,大きい方がよい)
k=6のとき,n=121  k=7のとき,n=43
k=8のとき,n=-47   よって, n43
 √15+√10の整数部分をa,小数部分をbとおくと,a=[ ],であり,b2−2√15b+14√10の値は[ ]である。ただし,正の数pに対して,npn+1をみたす整数npの整数部分といい,pnpの小数部分という。
【解】√15≒3.87,√10≒3.16で, a=7
b=√15+√10−7で,
 (b−√15)2=(√10−7)2=59−14√10
与式=(b−√15)2+14√10−15
 =(59−14√10)+14√10−15=44
【詳しい解】n≦√15+√10n+1
n2≦25+√600<(n+1)2
 ここで242=576だから,25+√600>25+24=72
72≦(√15+√10)2<82より, a=7
法政大高校 (R4年) ★
 12<<14を満たす整数nの個数
【解】
各辺を2乗して,
144<7n<196
各辺÷7  20.6<n<28
よって,n=21,22,23,…,27 の7個

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