関数 7 グラフの利用1 (略解)
 1 兵庫県立高校 (R4年) ★★   盈進高校 (R5年) ★★
(1) Aさんは分速何mで歩いたか
【解】
980mを14分で歩いたから,
 980÷14=70m/分
(2) Bさんについて,yxの式で表しなさい。
【解】
yaxbに,(6,980)と(20,0)を代入して,
  6ab=980 で,これを解いて, a=−70
20ab=0 b=1400
よって, y=−70x+1400 …ア
(3) すれちがったのは,P地点から何mの地点か
【解】
Aの式は, y=70x …イ
アイより,−70x+1400=70xで, x=10
 y=70×10=700m
(4) Cさんが図書館にいた時間は何分何秒か
解】(右上図参照)
図書館にt分いたとすると, R(2,600) S(2+t,600) 
9時12分に,Aは840m地点,Bは560m地点だから,
 Cは(840+560)÷2=700m地点で,T(12,700)
STの傾き= 700−600 =300で, t=9 2 9分40秒
12−(2+t) 3
 次のグラフは,9km離れた2地点A,B間をPさんとQ君がA地点を同時に出発して往復した様子を示したものである。xはPさんとQ君がA地点を出発してからの時間を,yはA地点からの道のりを表している。

(1) PさんがA地点を出発してB地点に着くまでのxyの関係式を求めなさい。
【解】原点を通る直線
yaxに(4,9)を代入して,
 9=4aで,a
式は, yx …ア
(2) Q君が,B地点からA地点にもどるときの速さは毎時何kmですか。また,この間のxyの関係式を求めなさい。
【解】(2,9)と(5,0)を通る直線
9kmを3時間だから,9÷3=3kmで,毎時3km
y=−3xbに(5,0)を代入して, 0=−15+b
 b=15で, 式は y=−3x+15 …イ
(3) Q君は,B地点からA地点にもどる途中,Pさんと出会いました。その地点は,B地点から道のりが何kmの地点かを答えなさい。
【解】出会い地点はアとイの交点
ア=イより,x=−3x+15で,x
 これをアに代入して,y×=45/7
Bからの道のり=9−(45/7)=18/7km
熊本県立高校 (R5年) ★ 慶應義塾高校 (R6年) ★★★
 健太さんと直樹さんは,航平さんと,運動公園にある1周2400mのジョギングコ−スを走った。3人ともスタート地点から同じ方向に一定の速さで走り,健太さんと直樹さんは,健太さんから直樹さんの順にそれぞれ1周ずつ,航平さんは一人で2周走った。

(1) 航平さんの走る速さは毎分何mか,求めなさい。
【解】1760mを8分
1760÷(12−4)=200  毎分220m

(2) 航平さんが直樹さんと並んだのは,健太さんが走り始めてから何分何秒後か,求めなさい。
【解】2直線の交点
・直樹の式は,2点(12,2400)と(27,4800)を通る
  から, y=160x+480 …ア
・航平の式は,傾き220で,(4,0)を通るから,
  y=220x−880 …イ
ア=イより,xで, 22分40秒後
 A君はP地点を出発してから20分後にQ地点に到着し,そこで4分間休憩した後に再び20分かけてP地点に戻ってきた。B君はA君より数分早くP地点を出発し,出発してから7分後にA君に追い抜かれ,A君がQ地点を出発してから8分後にQ地点に到着した。

(1) A君がP地点を出発したのは,B君が出発してから何分後か。
【解】(右図参照)
B君出発のx分後にA君が出発したとすると,
グラフで,△CDE∽△CFGより,CD:CF=DE:FG
 7:{(32+x)−7}=x:(4+8)
これを解いて, x3分後
(2) A君がQ地点を出発した後にB君とすれ違うのは,B君がP地点を出発してから何分後か。
【解】
B君出発のy分後にすれ違ったとすると,
グラフで,△HDI∽△HFJより,HD:HF=DI:FJ
 y:{(32+3)−y}=(44+3):8
これを解いて, y329/11分後

TOP] [問題に戻る]  ★ 中  ★★ やや難  ★★★ 難