関数 9 二次関数 (略解)
群馬県立高校 (R4年) ★ 広島県立高校 (R6年) ★
 xyの関係がyax2で表され,x=-2のとき,y=8である。x=3のときのyの値を求めなさい。
【解】
yax2に(-2,8)を代入して,(-2)2a=8
 a=2で, 式はy=2x2
これにx=3を代入して, y=2×3218
 yxの2乗に比例し,x=6のときy=12です。このとき,yxの式で表しなさい。

【解】
yax2に(6,12)を代入して,62a=12で, a
 よって, yx2
京都府立高校 (R6年) ★★ 筑波大附属坂戸高校 (R4年) ★
 yxの2乗に比例し,x=3のときy=-54である。このとき,yxの式で表せ。

【解】
yax2に(3,-54)を代入して,32a=-54で, a=-6
 よって, y=-6x2
 ボールを落として落ち始めてからx秒聞に落ちる距離をymとすると,xyの間には,およそy=5x2の関係があります。45mの高さからボールを落とすとき地面に落ちるまで何秒かかるか求めなさい。
【解】
y=5x2y=45を代入すると,45=5x2
 x=3で, 3秒
専修大附属高校 (R6年) ★★ 愛媛県立高校 (R6年) ★
 車の運転において,運転手が危険を感じてからブレーキをかけ,実際に車が停止するまでの距離を停止距離という。停止距離は次の2つの距離の和である。
①空走距離
 運転手が危険を感じてからブレーキがきき始めるまでに車が進む距離のことで,車の速さに比例する。
 (例) 時速20kmで走行したときの空走距離が6mの場合,2倍の速さ(時速40km)で走行したときの走行距離は6×2=12より12mとなる。
②制動距離
 ブレーキがきき始めてから実際に車が停止するまでに進む距離のことで,車の速さの2乗に比例する。[2乗に比例する]とは速さが2倍こなると制動距離は4倍に,速さが3倍になると制動距離は9倍になるということである。
 (例) 時速20kmで走行したときの制動距離が3mの場合,2倍の速さ(時速40km)で走行したときの制動距離は3×22=3×4=12より12mとなる。
 したがって,①②の例の場合,時速20kmで走行したときの停止距離は6+3=9より9m,時速40kmで走行したときの停止距離は12+12=24より24mとなる。
 時速20 mで走行したときの空走距離が6m,制動距離が3mとして,次の各問いに答えなさい。なお,答えが小数となった場合は,小数第1位を四捨五入し,整数で答えなさい。
(1) 時速50kmで走行したときの場合の停止距離
【解】50÷20=2.5倍だから,
停止距離=6×2.5+3×2.52=15+18.25≒34m
(2) 時速20kmのx倍の速さのときの停止距離をxを用いて表しなさい。
【解】
停止距離=6×x+3×x23x2+6x
                (右へつづく→)
 図において,放物線①,②,③はそれぞれ関数yax2,ybx2,ycx2のグラフである。a,b,cを,値の小さい順に左から並べて書け。

【解】
c, a, b
慶應義塾志木高校 (R6年) ★★★
 登山地図などに書かれているコースの歩行時間を「コースタイム」という。傾斜率s(s≧0)の斜面を登るとき,距離dkmのコースタイムTは,定数a,b,cを用いてT={(as2
bscd}分と算出されるとする。傾斜率0で距離2kmのコースタイムは40分,傾斜率0.1で距離1kmのコースタイムは26.5分,傾斜率0.2で距離1kmのコースタイムは36分となる。
 ただし, (傾斜率)= (標 高 差) とする。
(水平距離)
(1)定数a,b,cの値を求めよ。
【解】
40=c×2  これを解いて,
  a=150, b=50, c=20
26.5=(0.01a+0.1bc)×1
36=(0.04a+0.2bc)×1
(2)傾斜率sで距離9kmのコースタイムが324分であるとき,sの値を求めよ。
【解】
324=(150s2+50s+20)×9
 (5s-1)(15s+8)=0で,s>0だから, s=0.2
(3) 停止距離が72mとなるとき,車の速さは時速何kmか
【解】
3x2+6x=72より,(x-4)(x+6)=0で,x=4倍
速さ=20×4=80km/時

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