図形 1 合同な図形 (略解)
岩手県立高校 (R4年) ★ 福島県立高校 (R4年) ★

 2つの合同な正方形ABCDとAEFGがあり,それぞれの頂点のうち頂点Aだけを共有しています。辺BCと辺FGは1点で交わっていて,その点をHとします。
 このとき,BH=GHであることを証明しなさい。



【証明】
△ABHと△AGHで,
AH=AH(共通)
AB=AG(正方形の1辺)
∠ABH=∠AGH=90°(正方形の内角)
直角三角形の斜辺と他の1辺相等より,
 △ABH≡△AGH
よって, BH=GH
 

 △ABCがあり,直線l は点Bを通り辺ACに平行な直線である。
 また,∠BACの二等分線と辺BC, lとの交点をそれぞれD,Eとする。
 AC=BEであるとき,△ABD≡△ACDとなることを証明しなさい。




【証明】
△BAEは二等辺三角形(BA=BE)
△ABDと△ACDで,
AD=AD(共通)
AB=AC=BE(仮定)
∠BAD=∠CAD=(角の二等分)
2辺夾角相等より, △ABD≡△ACD
 
新潟県立高校 (R5年) ★ 埼玉県立高校 (R5年) ★★

 図のように,AC//BCの台形ABCDがあり,∠BCD=∠BDCである。対角線BD上に,∠DBA=∠BCEとなる点Eをとるとき,AB=ECであることを証明しなさい。




【証明】
△ABDと△ECBで,
BD=CB(△BCDの等辺)
∠DBA=∠BCE(仮定)
∠ADB=∠EBC(AD//BC)
2辺夾角相等より,△ABD≡△ECB
よって, AB=EC

  

 図のように,平行四辺形ABCDの辺AB,BC,CD,DA上に4点E,F,G,Hをそれぞれとり,線分EGとBH,DFとの交点をそれぞれI,Jとします。
 AE=BF=CG=DHのとき,△BEI≡△DGJであることを証明しなさい。



【証明】
DHBFは平行四辺形(対辺が平行で等しい)
△BEIと△DGJで,
BE=DG(AB=CD,AE=CG)
∠BEI=∠DGJ(錯角)
∠EBI=∠GDJ(∠EIB=∠GJD)
1辺両端角相等より, △BEI≡△DGJ
 

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