図形 6 円と三角形 (略解)
明治学院高校 (R4年) ★★★ 同志社高校 (R4年) ★★★
 点Oを中心とする半径2の円にAB=AC,∠Aが鋭角の二等辺三角形ABCが内接している。

(1) 線分BDの長さを求めよ。
【解】(右上図参照)
△OBDで, BD=√22−(√3)21


(2) AE2の値を求めよ。
【解】△AOE∽△ABD(2角相等)より,
 2:2AE=AE:(2+√3)より,AE22+√3

(3) △AEFの面積を求めよ。
【解】△OBCは正三角形だから,∠A=30°
(2)より,△AEF= ×AE× AE= 2+√3 2√3+3
2√3 6
 線分PQと線分AB,ACとの交点をそれぞれD,Eとするとき,
【解】(右図参照)
(1) ∠PAQの大きさを求めよ。
△APQで,
∠P=∠B=30÷2=15°
∠Q=∠C=90÷2=45°
 よって,∠PAQ=180−15−45=120°
(2) 線分PQの長さを求めよ。
∠AOP=2∠AQP=45×2=90°
∠AOQ=2∠APQ=15×2=30°
△OPQは,120,30,30°PQ=5√3cm
(3) 線分DEの長さを求めよ。
△OPDで,OD=5/√33
△ADEで,DE=AD=OA−OD= 15−5√3 cm
3
青雲高校 (R5年) ★★ 東大寺学園高校 (R4年) ★★★
 中心Oの円に内接する△ABCについて,:::=7:3:2である。BC=a,CA=b,AB=cとするとき,

(1) bを,cを用いて表せ。
【解】中心角は弧の長さに比例するから,
∠AOB=60°,∠AOC=90°
△OACは直角二等辺三角形
 OA=OC=cより, b=√2c


(2) aを,cを用いて表せ。
【解】
△ABCで,垂線AHをおろす
∠B=45°,∠C=30°
 a=BH+CH= c c ×√3 2+√6 c
2 2 2

(3) 円の半径をR,直線AOと直線BCの交点をDとするとき,ADの長さとBCの長さの積を,Rを用いて表せ。
【解】

△ADCで,∠ADC=180−45−30=105°
△ADC∽△BACより, AD:AC=BA:BCで,
 AD×BC=AC×BA=2R×R=
2R2
 AB=14,AD=10,BD=6√2,∠BAC=∠DAC

(1) 線分DEの長さを求めよ。
【解】(右上図参照)
△ABDで,BE:DE=AB:AD=7:5
 DE=BD=6√2×2
(2) 線分BCの長さを求めよ。
【解】AE=x,EC=yとすると,
△BEC∽△AEDより,
 2:xy:2で,xy=35/2…ア
△ABC∽△AEDより,
 14:(xy)=x:10で,x2xy=140…イ
アをイに代入して,x10
 BC=14(  √2 × 5√2 )=2√5
7√5 2
(3) 円Oの半径を求めよ。
【解】垂線DOで,AH=zとすると,
△ABDで,102z2=(6√2)2−(14−z)2
 これを解いて,z=8で,DH=6
BDの中点Kをとると,△OKB∽△AHDで,
 OB=BK=3√2×5√2

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