図形 14 平行四辺形 (略解)
和歌山県立高校 (R5年) ★ 専修大附属高校 (R5年) ★
 平行四辺形ABCDの辺BC上に点Eがある。
 図のように,AB=4cm,BE=3cm,EC=2cmのとき,辺BAの延長上にAG=2cmとなるように点Gをとる。また,GEとADの交点をHとする。
 このとき,台形ABEHの面積は,平行四辺形ABCDの面積の何倍になるか,求めなさい。
【解】ABCDの高さをhとする
△GAH∽△GBE(比1:3)より,AH=1
台形ABEH÷ABCD=(1+3)h÷5h
 =2h÷5h
 平行四辺形ABCDの面積を1とするとき,

(1) AG:GEを求めなさい。
【解】Gは△ABCの重心で,AG:GE=2:1
(2) △ABGの面積を求めなさい。
【解】△ABG=△ABE=×△ABC
 =××ABCD=ABCD=
(3) △AEFの面積を求めなさい。
【解】△ABE=△ADF=, △CEF=×
△AEF=1−()=
高知県立高校 (R4年) ★★★ 日大第二高校 (R4年) ★★★
 図のような,平行四辺形ABCDがある。辺AD上にAE:ED=1:2となる点Eをとり,辺BC上に,BE‖FDとなる点Fをとる。線分ACと線分BEの交点をG,線分ACと線分FDの交点をHとする。
(1) △ABG≡△CDHを証明しなさい。
【証明】
△ABE≡△CDF(2辺夾角相等9より,
  ∠ABE=∠CDF …ア
△ABGと△CDHで,
AB=CD(平行四辺形の対辺)
∠BAG=∠DCH(錯角)
∠ABG=∠CDH(アより)
1辺両端角相等より, △ABG≡△CDH
(2) 線分FDと線分CEの交点を I としたとき,平行四辺形ABCDの面積は,三角形 IHC面積の何倍か。
【解】(右図参照)
ABCD=Sとすると,△AEG∽△CBG(相似比1:3)より,
 △CEG=(3/24)S=s
△CIH∽△CEG(相似比1:3)より,
 △IHC=△CEG=×s=s/72で, 72倍
 図のようにAB=9,AD=10の平行四辺形ABCDにおいて,
(1) GHの長さを求めよ。
【解】△HAEは等辺5で,の二等辺三角形で,
 GH=GE−HE=9−5=4
(2) AGの長さを求めよ。
【解】AG=BE=xとすると,△AGH∽△ABEで,
 AG:AB=GH:BEより,x:9=4:x
 x2−36より, x=AG=6
(3) CFHEの面積は△AEHの面積の何倍になるか。
【解】CI=yとすると,
△AHG∽△IHE(相似比4:5)より,
 I H=AH=, IE=AG=
△ABI∽△HEI(相似比9:5)より,
 (10+y):(4+y)=9:5で,y
 よって,BE:EC:CI=AH:HF:FI=6:4:=12:8:7
△HEI∽△FCI(相似比15:7)より,
 CFHE={1−()2}△IEH=△IEH
AH:HI=12:15=4:5より, △AEH=△IEH
CFHE △IEH 176×5 44
△AEH △IEH 225×4 45
城北高校 (R6年) ★★ 鹿児島育英館高校 (R6年) ★★
 右の図の平行四辺形ABCDにおいて,辺AD上に点Eをとり,BDとCEの交点をFとする。また,辺CD上にFG‖BBCとなるような点Gをとる。AE:ED=1:2のとき,△DFGと△FBCの面積比を求めよ。

【解】△FDE∽△FBC(相似比2:3)
DG:DC=2:5より,△DFG:△DBC=22:52=4:25
また,△DFG:△CFG=2:3だから,
 △DFG:△FBC=4:(25−4−6)=4:15
 
 ABCDにおいて,辺BC,CDの中点をそれぞれE,Fとし,線分AEとBD,BFとの交点をそれぞれP,Qとする。
(1) AP:PQ:QEを求めよ。
【解】△PAD∽PEB(相似比2:1)で,AP:PE=2:1…ア
BP=BD, EF=BDで, BP:FE=2:3
△QPB∽△QEF(相似比2:3)より,PQ:QE=2:3…イ
 アイより,AP:PQ:QE=10:2:3
(2) ABCDの面積は△PBQの面積の何倍か求めよ。
【解】(1)より,PQ=AE
ABCD=4△ABE=4×△PBQで, 30倍

TOP] [問題にもどる]  ★ 中  ★★ やや難  ★★★ 難