図形 32 球 (略解)
都立産業技術高専 (R5年) ★★ 久留米大附設高校 (R6年) ★★
 半径rcmの球が,点Pで平面Hと接している。

(1) r=3のとき,球Oの体積
【解】球O=π×3336πcm3

(2) ∠SQOと∠ROPの比
【解】△SORと△OSQは二等辺三角形
∠SQO=2aとすると,∠ROP=3aで, 2:3

(3) 線分QSの長さ
【解】OからQRに垂線OTをおろす
△PQRで,QR=√(2r)2r2=√5r
△QTO∽△QPR(比1:√5)より,
 QT=2r×(1/√5)=5r
 QS=2QT=5rcm
(1) 1辺の長さが10の正四面体の高さを求めよ。
【解】△OAMで考える
h2=102x2=(5√3)2-(5√3x)2
 これを解いて,x3
 高さh=√ {100-(3)2}=6

(2) 右図のように正三角柱の中に下の段から順に6個,3個,1個の半径1の球が互いに接するように積んである。最下段の6個の球はすべて正三角柱の底面と側面にも接している。また,最上段の球は正三角柱の上面に接している。この正三角柱の高さを求めよ。
【解】
高さ=(1辺4の正四面体の高さ)+(球の半径)×2
 =6×4+2=6+2
中央大附属高校 (R4年) ★★ 明大付属中野八王子高校 (R4年) ★★
 粘土でできた表面積が16πである球を体積の等しい8つの小球に分割するとき,8つの小球の表面積の和を求めなさい。

【解】大球∽小球(相似比2:1)
体積比=8:1より,表面積比=4:1で,
小球の表面積の和=16π××8=32π 
 縦,横,高さが4cm,5cm,7cmの直方体のすべての頂点を通る球の表面積を求めなさい。
【解】直方体の対角線=外接球の直径
球の半径をrとすると,
 2r=√42+52+72=3√10で,r10
表面積=4π×(10)290πcm2
大阪産大附属高校 (R4年) ★★★ 桐蔭学園高校 (R6年) ★★
 図のように,5点O,A,B,C,Dは球の表面上 の点であり,立体O-ABCDは正四角錐である。球の半径が6cm,AB=8cmのとき,

(1) 球の体積を求めなさい。
【解】
体積=π×63288πcm3

(2) ACの長さを求めなさい。
【解】
△ABCで,AC=√82+828√2cm
(3) 正四角錐O-ABCDの体積を求めなさい。
【解】球の中心をKとすると,
△KAHで,KH=√62-(4√2)2=2で, OH=6+2=8
体積=×82×8=512/3cm3

(4) 正四角錐O-ABCDの表面積を求めなさい。
【解】
△OAHで,OA=√(4√2)2+82=4√6
ABの中点をMとすると,△OAMで,
 OM=√(4√6)2-42=4√5
表面積=(×8×4√5)×4+82(64√5+64)cm2
 右の図のように,1辺の長さが4である正三角形を底面とする正三角柱ABC-DEFがある。この正三角柱のすぺての面に接する球Oがある。

(1) 球の半径は[ ]であり,正三角柱の体積は[ ]である。
【解】水平に2等分割するとき,
 円Oは正三角形(1辺4)の内接円
半径=2÷√33
体積=(×42)×(3×2)=16
(2) 球の中心をOとするとき,0A=[ ]である。
【解】OM=中線×=2√3×3
OA=√ { (3)2+(3)2}=√15
(3) 辺BE上に点G,辺CF上に点Hをとり,AG+GH+HDが最小になるときを考える。このとき,BG=[ ]である。
【解】側面の展開図で考える
BG=BE=(3×2)×3
(4) (3)でとった点G,Hと点Aを通る平面でこの立体を切る。点Dを合むほうの立体の体積は[ ]である。
【解】立体は切頭三角柱(斜めにカット)
体積=(底面積)×(高さの平均)
 =4√3×3(1+=4√3×332/3

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