データの活用 21 玉 (確率) 1 (略解)
以下の問題では,どの玉が取り出されることも同様に確からしいものとします。
東京都立高校 (R5年) ★ 桜美林高校 (R5年) ★★
 袋の中に赤玉が1個,白玉が1個,青玉が4個,合わせて6個の玉が入っている。
 この袋の中から同時に2個の玉を取り出すとき,2個とも青玉である確率は(  )である。
【解】
 確率= 4×3÷2 12 2
6×5÷2 30 5
 2個の玉の色が異なる確率を求めなさい。
【解】
取り出し方は全部で,6×5÷2=15通り
・(赤,青)は,3×2=6通り ・(赤,白)は,3×1=3通り
・(青,白)は,2×1=2通り
よって,確率= 6+3+2 11/15
15
都立 西 高校 (R4年) ★★ 都立新宿高校 (R4年) ★★
 袋Aから取り出されたボールに書かれた数をa,袋Bから取り出されたボールに書かれた数をbとするとき,
  √b   が有理数となる確率を求めよ。
a+√b
【解】
分母を有理化して,   √b   abb
a+√b ab
 √abが有理数であればよいから
a=0のとき,6通り
a≠0のとき,
  (a,b)=(2,2) (4,1) (4,9) (7,7) (8,2)の5通り
 確率=(6+5)÷6211/36
 3つの袋A,B,Cから同時に玉をそれぞれ1個ずつ取り出すとき, 取り出した3個の玉に書かれた数の積が6の倍数になる確率を求めよ。


【解】
取り出し方は全部で,5×3×2=30通り
B 6 7 8
C 9 10 9 10
A 2,4 3 3
・Bが6のとき,2×5=10通り
・Bが7のとき,2+1=3通り
・Bが8のとき,5+1=6通り
 確率=(10+3+6)÷30=19/30
 
愛媛県立高校 (R4年) ★ 鳥取県立高校 (R5年) ★
 図のように,袋の中に,赤玉4個と白玉2個の合計6個の玉が入っている。この袋の中から同時に2個の玉を取り出すとき,赤玉と白玉が1個ずつである確率を求めよ。


【解】6個から2個の取り方は,6×5÷2=15通り
・赤玉4個から1個の取り方は4通り
・白玉2個から1個の取り方は2通り
 確率= 4×2 8
15 15

 
 この箱から玉を1個取り出し,その玉を箱の中に戻して箱の中をよくかき混ぜた後,もう一度箱から玉を1個取り出す。1回目に取り出した玉に書かれている数をa,2回目に取り出した玉に書かれている数をbとする。
 abが24の約数である確率を求めなさい。
【解】
取り出し方は全部で,4×4=16通り
和が24の約数となるのは,
 (a,b)=(1,1) (1,2) (2,1) (1,3) (3,1)
   (2,2) (2,4) (4,2) (3,3) (4,4) の10通り
よって,確率= 10 5
16 8

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