データの活用 28 余事象 (確率) (略解)
以下の問題では,どの事柄が起こることも同様に確からしいものとします。
専修大附属高校 (R5年) ★ 作陽学園高校 (R4年) ★★
 A,B,C,D,E の5人から2人を選ぶとき,Aが選ばれない確率を求めなさい。

【解】
Aが選ばれない確率=A以外の2人を選ぶ確率
 確率= 4×3÷2 3
5×4÷2 5
 
 和が4の倍数にならない確率は[  ]である。

【解】
4の倍数にならない確率=1−(4の倍数になる確率)
和が4の倍数の組は,
  (2,2) (4,4) (6,6)が各1通り
  (1,3) (2,6) (3,5)が各2通り
 確率=1−(3+6)÷62=1−
国立高専 (R4年) ★ 筑紫台高校 (R4年) ★★
 4枚の硬貨を同時に投げるとき,表が少なくとも1枚出る確率は[  ]である。

【解】
少なくとも1枚出る確率=1−1枚も出ない確率
 確率=1−()2=1−15/16
 
 少なくとも1本はあたりが出る確率は[  ]である。

【解】
少なくとも1本あたりの確率
  =1−2本ともはずれの確率
 確率=1−×=1−
桐光学園高校 (R4年) ★★★ 西大和学園高校 (R3年) ★★★
 大中小の3個のさいころを同時に投げ,出た目の数の積を考える。

(1) 積が奇数となる確率を求めよ。
【解】3数すべて奇数のとき,
 確率=()3

(2) 積が5の倍数となる確率を求めよ。
【解】少なくとも1数が5
 確率=1−(3数すべて5以外)3
    =1−()391/216

(3) 積が8の倍数となる確率を求めよ。
【解】8の倍数にならない場合を考える
・奇数3個…()3
・奇数2個と偶数1個…()2××3=
・奇数1個と(2か6)2個…×()2×3=
 確率=1−(8の倍数にならない確率)
  =1−()=1−
 大,中,小3個のさいころを同時に投げる。大のさいころの目をa,中のさいころの目をb,小のさいころの目をcとし,aを百の位,bを十の位,cを一の位としてできた3けたの数をXとする。Xが6の倍数でない確率を求めよ。

【解】6の倍数は,3の倍数かつ偶数
Xが3の倍数より,abc=3,6,9,12,15,18…ア
Xが偶数より,c=2,4,6…イ

ア,イより,
c=2のとき,ab1, 4, 7, 10, 13, 16
  (a,b)=(1,3) (2,2) (3,1) (1,6) (2,5) (3,4)
  (4,3) (5,2) (6,1) (4,6) (5,5) (6,4) の12通り
c=4のとき,ab=2,5,8,11で (a,b)は12通り
c=6のとき,ab=3,6,9,12で (a,b)は12通り

(6の倍数でない確率)=1−(6の倍数である確率)
 =1− 12×3 =1− 1
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